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The Science Bulletin of the Faculty of Agriculture. University of the Ryukyus >
No.16 (1969/10) >

 
Title :琉球の草地と飼料作物(畜産学科)
Title alternative :GRASSLANDS AND FORAGES IN THE RYUKYUS (Department of Animal Husbandry)
Authors :宮城, 常夫
宮城, 悦生
古謝, 瑞幸
Authors alternative :Tesar, Milo B.
Miyagi, Tsuneo
Miyagi, Yetsuo
Koja, Zuiko
Issue Date :1-Oct-1969
Abstract :1965年の統計によれば, 琉球の家畜頭数は肉牛18,312頭, 乳牛1,204頭, 山羊51,162頭, 馬13,067頭である。冬期の主な粗飼料はキビ稍頭部で, その他の時期には, 反芻家畜は主に畜舎で在来野草を与えている。八重山群島では肉牛は主として放牧でまかなわれている。琉球の放牧地における在来野草はチガヤ(Imperata cylindrica)とススキ(Miscanthus sinensis)が主である。これらの野草はフィリピン, 台湾, 東パキスタン, 印度などの亜熱帯や熱帯地方の多くの国の放牧地に発育しているものである。これらの草が生えている所では一般に雑草として考えられている。チガヤとススキは本論で述べてある導入牧草より栄養価が低く, 特に成熟期にその傾向が強い。これらの草が生育している国々では放牧草として利用され, 生育の初期にはかなりの栄養価がある。しかし, これらの草は夏の間に急速に成熟して嗜好性を失うものである。特にチガヤは1m以上になると劣等な粗飼料となる。一般に, この二つの野草は畜産専門の人々から劣等な品種の草として認められている。琉球の放牧地の牧養力は, これら二つの望ましくない在来野草のために制限を受けている。優良な導入牧草によって, この雑草が生えている放牧地を改良することは琉球の畜産を成功させるために必要である。導入品種はチガヤ, ススキより嗜好性がよく, 成熟期においてもより栄養価値が高く, 施肥, 特に窒素肥料の多肥に対して強く反応するものであ。著者の一人Tesarは琉球と同じ亜熱帯気候に属する台湾の試験場と一般農家の実情を調査した。同様な調査を亜熱帯のハワイ州オアフ島, ハワイ島, カワイ島についても行なった。アメリカ本土を出発する前に琉球と同じ緯度にある亜熱帯に属するフロリダとジョウジアを訪ね, どのような亜熱帯牧草が試験場や農家で利用されているかを調査した。また, 著者等は琉球の畜産試験場の専門家や農家の方々と懇談し, 畜産の発展の可能性を確かめるために沖縄本島と宮古島および石垣島を訪ねた。1966年の秋に冬作イネ科牧草とマメ科牧草の栽培試験を琉球大学附属農業試験場で行なった。そして1月から5月にかけてそれを収穫した。試験は1m間隔に条播し, 窒素, 燐酸, 加里は充分に施肥した。1967年にはトーモロコシの播種期別の生産性の比較調査を実施すると共に, ソルガムースーダングラス(Sorghum-Sudangrass)の三品種について, 4回刈した時の生産性についての試験も行なった。飼料作物の分類は前述の亜熱帯地方の国々での観察的な知見と1967-68年に得られた実験データーを基にし, それに琉球における飼料作物の利用法と将来性などを評価して行なった。さらに琉球の反芻家畜に対する草地造成法や飼料作物の生産性の向上に最も有効と思われる事柄についての勧告もなされている。
Based on research work in the Ryukyu Islands between 1966-1969 and the senior author's evaluations in Taiwan, Hawaii, and Florida in the United States, significant improvements can be made in increasing forage for ruminants in the Ryukyus by (1) growing annual crops as winter or summer annuals on crop land presently not utilized to a maximum and (2) improving unproductive native pastures by subduing the present vegetation with herbicides and/or tillage and establishing Pangola grass (Digitaria decumbens). Oats (Avena sativa) is the best supplementary annual crop for winter production; corn (Zea mays) produced high yields in limited trials and needs further evaluation. Corn and the sorghum-sudangrass hybrids (Sorghum bicolor x S. sudanense) were superior for summer production, the sorghum hybrid being more resistant to typhoons because of regrowth from basal buds. Pangola grass is the best perennial grass for pastures because of its palatability, high production, perenniality and adaptability to soils. Large scale plantings (220 ha.) are planned in the Ryukyus in 1969.
Type Local :紀要論文
ISSN :0370-4246
Publisher :琉球大学農学部
URI :http://hdl.handle.net/20.500.12000/4553
Citation :琉球大学農学部学術報告 = The Science Bulletin of the Faculty of Agriculture. University of the Ryukyus no.16 p.223 -244
Appears in Collections:No.16 (1969/10)

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