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No.9 (2007) >
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Title | : | 発達障害児への関係発達的支援アプローチ ―子ども・母親の情動に焦点をあてた支援を通して― |
Title alternative | : | Approach of related advancement support to the developmental disabilities -The support which focuses on feelings of the child and mother- |
Authors | : | 城間, 園子 浦崎, 武 |
Authors alternative | : | Shiroma, Sonoko Urasaki, Takeshi |
Issue Date | : | 31-Mar-2008 |
Abstract | : | 一人一人のニーズに対応した特別支援教育がスタートし支援者は、障害のある子どもの自立や
社会参加に向け、持てる力を発揮させていく支援が求められている。特に、発達障害のある子ど
も達は、理解困難な行動を起こす等、その障害の特性から幼少期より養育者を含めた他者との関
係つくりが困難であるため、社会不適応や非行などの反社会的行動に至ってしまう。一方、発達
障害児はその行動を理解し、心の動き(気持ち)に焦点をあて支援(関係発達的支援)を工夫し
ていくならば、学習や生活に意欲的に取り組むことができ、二次的障害を回避することができる
とされている。また支援者が、養育者の子どもに対する負(好ましくない)の感情や負の関わり
を減らしていくよう働きかけることで、関係改善が見られゆとりを持って子どもと接することが
でき、子どもの行動の変容に繋がるとされている。
そこで本研究では、小学3年生男子(以下A児とする)の個別及び集団支援のトータル的な支
援において、その情動に焦点をあて、気持ちの動きに合わせた支援実践(関係発達的支援)を行
う。さらに養育者の心の動きを受け止め、子どもとの関係改善を図り好ましい関係を促すよう支
援を行っていった。その結果、A児の自尊心を高めることができたと同時に、養育者の行動変容
が促され、A児の他者との関係つくりに改善が見られ、学習面や生活面において意欲的に取り組
むようになった。このことから発達障害児の気持ちの動きに合わせた支援(関係発達的支援)を
行うことが、他者との関係改善につながり自立を促すことが示唆される。 |
Type Local | : | 紀要論文 |
ISSN | : | 1345-0476 |
Publisher | : | 琉球大学教育学部附属障害児教育実践センター |
URI | : | http://hdl.handle.net/20.500.12000/5959 |
Citation | : | 琉球大学教育学部障害児教育実践センター紀要 = The bulletin of the Research and Clinical Center for Handicapped Children no.9 p.161 -173 |
Appears in Collections | : | No.9 (2007)
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